うんこ臭い口臭を改善・消すための対策とは?

自分の口臭を改善したい、消したいと思ったら、まずはその口臭の原因を考えてみましょう。口臭が起きている原因がわかれば、その口臭を改善したり、予防するための対策が取りやすくなります。

そうすれば、単なる対症療法として行き当たりばったりに口臭対策用のスプレーを用いたり、たまたま目に入った口臭対策用のサプリメントを服用してみたもののあまり効果が得られない、などという遠回りな口臭対策ではなく、自分の口臭の原因に見合った対策をピンポイントで行えるようになります。

つまり、無駄な時間とお金と労力かけずに、より確実な口臭対策ができるうえ、口臭改善や消臭・予防の効果も出やすくなるのです。

では、まずは口臭が起こる原因から考えてみましょう。

口臭が起こる原因の多くは、口の中に棲む細菌群にある

口臭が発生する大きな原因の一つに、口腔内に生息する細菌群が考えられます。ちなみに成人の場合、毎日きちんと歯みがきをする人の清潔な状態の口腔内であっても、通常500種類以上、1000億個以上の細菌群が棲みついていると言われているのです。

だからといって、「口腔内に菌がいること」が100%悪いことである、というわけではありません。なぜなら口腔内には善玉菌と悪玉菌の双方が存在しており、それぞれの数が均衡を保ってさえいれば、何ら問題はないからです。

ただし、この双方のバランスが崩れ、悪玉菌の数が善玉菌よりも優勢になってしまうと、歯肉炎や歯周病を始めとする口腔内の疾病が起こりやすくなったり、舌苔(ぜったい)と呼ばれる舌の上に白くコケ状に広がる口腔内の雑菌やヨゴレが異常繁殖する可能性が高くなります。すると、それらのトラブルがもとで、口臭が発生しやすくなってしまうのです。

まずは口腔内の善玉菌と悪玉菌のバランスを整えることが大切

口腔内に生息して口臭の原因となる細菌を除去するために、毎日きちんと歯を磨くことはとても重要です。けれど、日々の歯磨きを怠らずに頑張っているにもかかわらず、それでもなお「口臭が消えない、改善しない」と悩んでいる方が多くいらっしゃるのもまた事実なのです。

どうしてそのようなことが起きてしまうのかといえば、それは口腔内の環境が整っていないために、せっかく歯磨きをして悪玉菌を除去しても、すぐにまた簡単に悪玉菌が増えてしまうからと考えられます。

つまり、歯磨きの際には丁寧にブラッシングをして口腔内のヨゴレや悪玉菌を取り除く一方で、口腔内の環境を善玉菌と悪玉菌のバランスが整った状態にすることこそが、根本的な口臭の改善および消臭につながるのです。

腸内口臭=「うんこ臭い」口臭が発生してしまうメカニズムとは

日々の丁寧な歯磨き習慣など、口腔内のケアを怠らずにやっているにもかかわらず、口臭に改善が見られない場合は、腸内口臭(言葉は悪いですが、俗に言う「うんこ臭い口臭」)が発生しているかもしれません。

近頃では「腸内環境を整えること」、つまり腸内の善玉菌と悪玉菌のバランスを整えることによるダイエット法など、腸内に生息する「善玉菌」と「悪玉菌」という言葉を耳にする機会が増えましたよね?

その悪玉菌の数が異常繁殖し、腸内の環境が悪化してしまうと、アンモニアやスカトールなどの悪性のガスが大量に発生。腸内に充満してしまいます。また、これらの行き場を失ったガス成分は腸の粘膜から血液中に吸収され、血液の循環によって全身を巡ることになります。さらに、このガスが肺まで行き渡ると、これが呼気と混じって体外に排出されることになり、口臭が発生してしまうのです。

実際、便秘がちな方などは、腸内の悪玉菌が増殖することにより、これらアンモニアやスカトールなどのガスがもとで起こる口臭に悩む方が少なくありません。こういった口臭は便やおならのようなニオイがするのが特徴で、俗に言う「うんこ臭い口臭」として、周囲の人たちから異常なニオイとして認識されてしまうのです。

しかも、このニオイは口臭のみに止まるものではありません。例えば、汗腺などを通って汗と混じって体外に放出されれば、体臭の原因にもなってしまうのです。

つまり、腐敗した便臭はおならや便そのもののニオイを悪化させるだけでなく、体中を駆け巡ることで口臭の原因となり、あるいは体臭の原因ともなりうるのです。

口臭は「口」が臭うと書くから、その原因も口だけにある、と思ったら大間違い。結局、私たちの身体はすべてにおいて繋がっているのです。

胃や腸の善玉菌が増えれば、「うんこ臭い」口臭が消える?!

では、「うんこ臭い」と言われる腸内口臭を改善・消すには、どうすれば良いのでしょうか?

この際、重要なのは、「胃や腸の善玉菌を増やして菌のバランスを整えることにより、胃腸の調子も整えること」

腸内の善玉菌と悪玉菌のバランスが整うと、蠕動運動(ぜんどううんどう)と呼ばれる腸の中で消化した食べ物を移動させたり、排便を促す動きが活発になります。排便がスムーズに行われれば、便と一緒に腸内に停滞していた毒素および老廃物も身体の外に排出されるため、口臭を始めとする嫌なニオイ対策としての効果があるのです。

どうすれば腸内環境を整えて口臭を改善・予防できるのか?

腸内の善玉菌を増やして、口臭を予防するのにもっともオススメの方法は「菌活」です。菌活とは、腸内の善玉菌の数を悪玉菌よりも優勢にし、悪玉菌とのバランスを整えて腸内環境を改善すること。

腸内の環境が整えば、腸内環境の悪化が原因で起きている口臭を抑制できるようになります。また、腸内の菌活を続けることは、直接行うのは難しい口腔内の菌のバランスを整えることにもつながり、口腔内の環境悪化によって起こる口臭の抑制にも効果が期待できるのです。

腸内環境を整えるための菌活には、大きくわけて以下3つの方法があります。

  1. 栄養バランスの良い食事を取る
  2. 適度な運動を心がける
  3. ストレスをうまく解消して、溜め込まないように心がける

では、1~3の具体的な方法を見ていきましょう。

1. 栄養バランスの良い食事を取る

「菌活」という観点から、栄養バランスの良い食事を取る際に大切なのは、何と言っても善玉菌を豊富に含む食品や食材を選ぶこと。それも、一度にたくさん食べるのではなく、毎日、朝・昼・晩の食事で、少しずつ継続的に食べるのが効果的です。

善玉菌を多く含む食べ物には、以下のようなものがあります。

【乳酸菌】

発酵食品に多く含まれている乳酸菌は、腸内の善玉菌を増やしてくれる働きを担う優等生です。

(例)ヨーグルト・ナチュラルチーズ、納豆、みそ、漬物、キムチなど

【食物繊維】

食物繊維は、乳酸菌と一緒に摂るのがオススメです。腸内の有害物質を体外に排出しやすくする働きのほか、腸に留まって糖質の吸収を穏やかにしてくれるなどの役割を担います。

ただし、食物繊維の過剰摂取は下痢・ミネラル不足などを引き起こすリスクがあるので注意しましょう。

(例)りんご、こんにゃく、海藻、大根、ゴボウ、玄米、きのこ類など

【オリゴ糖】

普段、あまり意識して取ることのない栄養素に思えるオリゴ糖ですが、意外にも身近な食品に多く含まれています。ビフィズス菌を増加させる働きや、ミネラルの吸収を促進させる役割を担います。

(例)牛乳、アスパラガス、玉ねぎ、ゴボウ、大豆、大豆製品など

【グルコン酸】

オリゴ糖と同様に、ビフィズス菌を増加させる働きを担います。

(例)ハチミツ、ローヤルゼリー、米、大豆、しいたけ、バナナ、味噌、醤油、酢、ワインなど

【グルタミン】

グルタミンは腸内において重要なエネルギー源となる栄養素であり、肉・魚・卵・大豆などに多く含まれています。腸内にウイルスや細菌が侵入するのを防いで、疾病を予防する働きを担います。

ただし、熱が加わることにより栄養成分が変化し、それらの働きを失ってしまうため、生で食べる方法がベストです。

(例)お刺身 生卵など

なお、菌活のために効率良く上記のような食品を取るには、発酵食品や野菜、きのこ類などを豊富に摂ることができる和食のメニューがオススメです。

この際、悪玉菌を増やしてしまう働きがあるとされる肉類は、控えめにするよう心がけましょう。

2. 適度な運動を心がける

適度な運動を行うと血行が良くなり、身体全体に酸素が行きわたることで身体にとっても良い刺激になります。また、気持ちが良いと感じられる程度の刺激がある運動をすることは、自律神経の働きにも良い影響を及ぼし、腸内活動の活性化につながります。

ラジオ体操などの軽めの運動から始めて、慣れてきたらストレッチなど、身体に気持ちが良いと思える程度の負荷がかかる運動を取り入れてみましょう。軽めの腹筋運動を行うことも、腸に刺激を与えることになるためオススメです。

毎日、継続的に適度な運動を行うことももちろん大切ですが、時間がある時やお休みの日などに30分程度の散歩をするのも、ストレス解消やリラクゼーションになって良いかもしれませんね。

3. ストレスをうまく解消して、溜め込まないように心がける

ストレスが溜まると自律神経の働きが乱れ、腸内環境にも悪影響を及ぼします。ストレルはあまり溜めこまないうちに、うまく発散するようにしましょう。

身体を動かすことが好きな方は前述した散歩や、テニスやゴルフ、水泳などのスポーツをしたり、ジムで汗を流すのも良いでしょう。インドア派の方なら、好きな音楽を聴いたり読書をするなど、趣味に時間を費やするのも良いですね。

ショッピングに出かけたり、気の合う友人とお茶やランチに出かけておしゃべりをするだけでも、ストレス発散には効果的なはず。

また、お家でゆっくりとぬるめのお風呂に浸かるのも、リラクゼーション効果が得られて良いかもしれません。

ストレスの解消のコツは、とにかく自分をリラックスさせてあげること。自分の好きなことをして、心を解放させてあげましょう。

腸が原因の口臭に効果的な口臭対策用サプリとは?

ここまで、腸内環境の乱れが原因で起こる口臭のメカニズムと、その口臭を改善・消臭・予防する方法についてお伝えしてきました。そこで、ここではさらに、腸内環境の乱れが原因で起こる口臭に効果的なサプリとはどのようなものなのかを検証していきたいと思います。

まずは結論から先に書きますと、腸内環境の乱れが原因で起こる口臭を改善・消臭・予防する口臭サプリを選ぶなら、

「胃や腸を整える働きのある成分が配合されているものを選ぶ」

ということが重要です。これらの成分が配合されていることにより、腸内環境を整えてくれると同時に、口臭の改善効果が期待できるからです。

そもそも口臭対策用のサプリメントには、口腔内の環境悪化によって発生する口臭対策用の成分はもちろん、胃や腸で働く成分が含まれている場合が多いのです。

ただし、ここで注意していだだきたいのは、「成分として添加されたミント系などの匂いによって、口臭をマスキングする」タイプのサプリには、口臭対策としては一時的な効果しか期待できないということ。

ですから、口臭を根本的に改善したり消臭したい場合には、胃や腸を整える働きのある成分の内容を理解したうえで、それらの成分がきちんと配合されていることを確認してから、サプリメントを選ぶようにしましょう。

腸内環境を整えて、口臭を改善・消臭する効果のある成分とは?

腸内環境を整えてくれる成分には、実際にはどのようなものがあるのでしょうか?

以下にまとめたのは、口腔内と腸内の双方、もしくはそれぞれが原因で起こる口臭に効果が見込める成分です。口臭対策用のサプリメントを選ぶ際に、参考にしてみてくださいね。

【腸内で働く成分】

シャンピニオンエキス

乳酸菌(ビフィズス菌)

シソ

身体の中のニオイの原因となる物質を抑制する働きを持つ。さまざまなニオイの原因に効果を発揮する

腸内環境のバランスを整える働きに優れた成分。ひいては口臭の改善・消臭対策に効果を発揮する。

荒れた胃や腸をの環境を整えることにより、胃腸の乱れが原因で発生する口臭を抑制する働きを持つ。

【口腔内で働く成分】

柿渋エキス 歯周病予防にも効果が期待できる成分。口腔内に生息する細菌の増殖を抑制することにより、口腔内のニオイを解消する効果を発揮する。

【腸内・口腔内の双方で働く成分】

緑茶エキス

薔薇(バラ)オイル

緑茶に含まれるカテキン成分が、口臭の原因となるメタンチオールと呼ばれる、腐った玉ねぎのようなニオイを発するガスの発生を抑制する。

人工的に作られたものではなく、自然界に存在するものの中で唯一、ニンニクのニオイを抑制する力があると言われている。オイルとして身体に摂取することにより殺菌効果を発揮し、口腔内の細菌を抑制する。

どうすれば口臭を防いだり、口臭を消すことができるの? 口臭のことを気にせず、人と話ができるの?  そんな疑問やお悩みを持つ方は、数多...

最後に

腸内環境が悪化すると、それが原因で起こる口臭が発生するだけでなく、身体全体が発する体臭にも悪影響を及ぼします。ですから、口臭の改善・消臭・予防にと止まらず、身体全体のニオイに対する根本的な対策として、腸内環境を整える効果の高い食品を積極的に取ることをはじめ、適度な運動やストレスの発散などを心がけるようにしましょう。

また、これらの対策と同時に、効果的な口臭対策サプリを選んで身体に取り入れることも選択肢の一つです。日々の生活習慣を整えるのと同時に、有用な口臭対策用のサプリメントを用いることで、より効果的な口臭対策が期待できるはずです。

腸内環境を整える健康的な生活を心がけることで、ぜひ爽やかな息を手に入れてくださいね。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする