ドブ臭い口臭を改善・消すには

え? 私の口臭がドブ臭い?! 一刻も早くこの口臭を消したい、改善したい!!
そうじゃないとマズイ!!

ある日、自分の「ドブ臭いような悪臭がする口臭」に気づいて以来、毎日必死に歯磨きをしているにもかかわらず、その「ドブ臭い口臭」がちっとも消えない、改善されない?!と焦っている方々……

そもそも、もしあなたが自分の口臭に気づいて、その口臭を一刻も早く消したい、改善したい!と思った場合、あなたならまずどうしますか?

兎にも角にも口臭消臭用のグッズを買い求める。もしくは一刻も早く、効き目のありそうな消臭サプリを服用してみる。そんな方々が多くいらっしゃるのではないでしょうか?

しかし……

それらの方法によって簡単に気になる口臭を改善できたり、消したりできれば問題はないのですが、中には結局、何の効果も得られず、気になる口臭が収まらない。そればかりか、お口の嫌なニオイはひどくなっていくばかり……
という方々もいらっしゃるかもしれません。

なぜならそれは、実は口臭にはさまざまな種類があるからなのです。

口臭の種類は、大きく以下4つカテゴリーにわけられます。

  1.   生理的な原因による「生理的口臭」
  2.    病気が原因による「病的口臭」
  3.    食べ物・飲酒・喫煙などによる「外的口臭」
  4.    精神不安・ストレスなどによる「心理的口臭」

そして、口臭が起こる原因が違えば、その対処法も当然、違ってくるのです。

だから、たとえ効果が高いとされる口臭対策サプリを服用したり、口臭消臭用グッズを用いたとしても、その対処方法が自分の口臭に適合していなければ、効果が出ないこともあるのです。

例えば、精神不安やストレスなどによって発生している口臭(心理的口臭)に対して、歯周病や※舌苔など、お口の中のトラブルが原因で発生している口臭(病的口臭)に向けての口臭対策を行ったとしても、当然ながらその口臭を改善・消臭できる効果は出にくくなるのです。

舌苔は歯周病と同様に、口臭を引き起こす原因の一つです。ですから、口臭を消すには舌苔のことも正しく理解する必要があるのです。 「舌苔(ぜ...

つまり、まずは自分の口臭がなぜ発生しているのか、その原因をしっかりと突き止め、その原因に見合った策を講ずることこそが、口臭を改善して、消すための一番の近道と言えるのです。

そのためにも、まずは「口臭がドブ臭くなる原因」から見ていくことにしましょう。

「口臭がドブ臭くなる」原因は何なのか?

なんだか最近、朝一番に感じる自分の口臭がキツくなったような気がする。風邪予防のためにマスクをしたら、自分の息にドブ臭いようなイヤな臭いを感じた。

などなど……毎日きちんと歯磨きしているはずなのに、どうしても口臭が消えないような場合は、その口臭が発生している原因として「胃腸の調子に不具合が生じているのでは?」など、内臓に原因がある可能性を疑ってみましょう。

通常、口臭が発生する原因としては、虫歯や歯周病など口腔内にトラブルがある場合が多いとされています。しかし、歯周病や虫歯の進行などに思い当たる点がない場合は、その次に口臭の原因になりやすいとされる、胃や腸など内臓のトラブルが元で起こる口臭の可能性が高いと考えられます。

そして、この胃や腸など内臓の不調によって起こる口臭に対しては、いくらすみずみまで丁寧に歯磨きをしてみたところで、その口臭が改善・消臭されることはありません。

そもそも食べ物は、口から胃に入り、胃の中で消化。その後、消化物は胃から腸に送られ、栄養分が体内に吸収されていきます。
しかしながら、胃が不調をきたすと胃酸が出にくくなり、そのせいで消化不良を起こす場合があります。すると、消化不良のまま腸に送られた食べ物が腸の中で異常発酵。
結果として、悪臭を放つガスが発生してしまい、これが肺をめぐって呼気として口から排出されてしまい、イヤな臭いを放つ口臭の原因となってしまうわけです。

そしてこの胃や腸が原因となって発生する口臭こそが、「ドブ臭い口臭」や「卵が腐ったような臭いの口臭」と表現されるような、強烈な悪臭を伴う場合があるのです。

これらの口臭を予防・改善・消臭するためには、まずは、胃腸の調子を整えて、改善していくことから始めましょう。

「口臭がドブ臭くなる」のを予防する方法とは?

ではここでは、「ドブ臭い口臭」を予防する方法について考えていきましょう。

先にも述べた通り、「ドブ臭い口臭」を予防・改善・消臭するためには、まず先に、胃や腸の調子を整えて、改善する必要があります。

胃や腸の調子を整えるためには、以下の5つの点に注意しながら日常生活を送ることをオススメします。

1.  1日3回、規則正しい時間にバランスの良い食事を摂る
2.  胃腸の調子を整える食品を積極的に摂取する
3.  胃腸に負担のかかる食品の摂取を控える
4.  暴飲暴食をしない
5.  ストレスをためない生活を心がける

1. 1日3回、規則正しい時間にバランスの良い食事を摂る

胃腸の調子を整え、良い状態をキープするためには、1日3回、決まった時間にバランスの良い食事を摂ることが大切です。

脂っこい食べ物など消化に時間がかかるものや、香辛料などを使った辛味の強い刺激物をはじめ胃腸を荒らす原因になりそうなものはできるだけ避けるなど、胃腸への負担が少ない食べ物を食べると良いでしょう。

例えば、煮物や蒸し物などのあっさりとした料理を選んだり、炒め物を食べる場合には油の量を控えるなどの工夫や配慮をすることが効果的。納豆・味噌(汁)・塩麹を使った料理などの発酵食品と同時に、新鮮な野菜や果物を積極的に取り入れることが大切です。

洋食に比べて比較的油の量が少ない和食を中心にした食生活がオススメと言えます。

また、飲み物に関しても、アルコールやコーヒーなどの刺激物はできるだけ控えた方が良いですね。

さらに胃だけでなく、腸内環境を整えるという意味においても、食品添加物などが多く含まれる可能性の高いファストフードやコンビニなどの弁当類は極力避けるように心がけましょう。

2.   胃腸の調子を整える食品を積極的に摂取する

バランスの良い食事を心がけると同時に、胃腸の調子を整えてくれる食品を積極的に摂取することが、胃腸の不調が原因で発生する口臭を防止するにはより効果的です。

胃腸の調子を整えるのに効果的な食品には、

  • タンパク質:鶏のササミ肉、白身魚 etc.
  • 発酵食品:味噌、納豆、ヨーグルト etc.
  • 野菜:大根、カボチャ、ほうれん草、じゃがいも etc.
  • 果物:リンゴ、バナナ etc.

などがあります。

例えば、上記の食品群で和食の献立を考えるとしたら、

「白身魚の大根おろし添え」「ほうれん草の白和え」「じゃがいもの味噌汁」「デザートにバナナヨーグルト」などはいかがでしょうか?

もちろん、その他の食品と組み合わせて、油の量を加減した洋食メニューを作ってみるなどでも構いません。お好みに応じて飽きがこないように工夫してお料理を作ってみると、楽しく口臭対策ができるかもしれませんね。

また、外食派の方は、あっさりとした和食メニューを選んで食べると比較的胃腸に負担がかかりにくく、胃腸の調子を整えるのに効果的と思われます。

3.   胃腸に負担のかかる食品の摂取を控える

 

せっかく胃腸の調子を整える食品を積極的に摂取するよう心がけていても、一方で無意識のうちに胃腸に負担のかかる食品を摂取してしまっては意味がありません。

ですから、胃腸に負担のかかる食品をしっかりと把握して、できるだけ摂取しないように心がけましょう。

胃腸に負担のかかる食品としては、

  • タンパク質:ロース・バラなど、脂肪分の多い肉 etc.
  • 料理方法:フライ・天ぷらなど、大量の油を必要とする方法 etc.
  • 嗜好品:ケーキ・チョコレート・アルコール・炭酸飲料・コーヒー・紅茶 etc.
  • 調味料:バター・マヨネーズ・コショウ・唐辛子 etc.

などがあげられます。

やはり全般的に脂肪分の多い食べ物や調味料などのほか、胃に刺激の強いものなどは避けた方が無難と言えるでしょう。

4.   暴飲暴食をしない

胃腸の調子を整えようと、食べ物の内容や調理方法にどれだけ配慮したところで、暴飲暴食をして胃腸に負担をかけ、消化不良を起こしてしまっては元も子もありません。
また、いっぺんに大量の食べ物や飲み物を摂取すると食道の働きが低下してしまい、胃酸の逆流を招く恐れがあります。

胃腸の調子を整えることで、胃腸の不調が原因で発生する口臭を予防するなら、三度三度の食事は腹八分目を心がけましょう。

食事の量を腹八分目に抑えるコツは、「よく噛む(咀嚼する)こと」。咀嚼することにより脳にある満腹中枢を刺激して、食べ過ぎを防ぐことができるのです。
また、食べ物は口の中で細かく嚙み砕かれることおよび、唾液と混じり合うことで、より消化しやすくなります。

ひと口あたりの理想の咀嚼回数を30回と考えて、実践してみると良いでしょう。早食いの傾向にある方は、最初から30回咀嚼するのは大変かもしれません。まずは、普段よりも5回、余計に咀嚼することから始めて、少しずつ慣らして行きましょう。

食べ物をよく噛まずに飲み込んでしまうと、満腹中枢に指令が行くのが遅れ、食べ過ぎ・飲み過ぎを招く原因となってしまいます。
結果として、それが必要以上に多くの食べ物や飲み物を胃の中に収めてしまうこととなり、消化不良など、胃腸に負担をかける原因となってしまいます。

たとえ胃腸の調子が良い時でも、食べ過ぎ・飲み過ぎは消化不良の原因になりやすく、胃腸に負担のかかる行為です。
出来るかぎり、「ゆっくりよく噛んで食べる」ことを念頭に置いて、楽しみながら食事を取る習慣を身につけるようにしましょう。

5    ストレスをためない生活を心がける

どれだけ食品の内容や暴飲暴食を避けるように心がけたとしても、日常生活におけるストレスが胃腸の機能を低下させてしまう場合があります。

なぜなら、過度なストレスは自律神経の働きを低下させるとともに、胃腸の働きをも乱してしまう可能性があるからです。ですから、ストレスを溜め込んでしまわないうちに、そのストレスをうまく発散させるように心がけましょう。

好きな音楽を聴いたり、映画を見に行く。また、家の中でもできる軽いストレッチを行うなど、自分の好みに応じた気分転換を行うことがストレス発散につながります。

仕事や雑務に追われて忙しく、外に出て気分転換をはかる時間が取れない場合は、せめてゆっくりとお風呂に入るなどしてみましょう。ちょっとしたことでも構わないので、気軽にストレス緩和をはかることで、日々のストレスを溜め込まないようにする。それが、うまくストレスを発散していくことのコツといえるかもしれませんね。

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それでも「ドブ臭い口臭」が改善しない場合は?

胃や腸の調子を整えることを心がけ、胃腸の不調が原因で起こる口臭が発生しないよう努力しているにもかかわらず、それでもなお「ドブ臭い口臭」が改善しない……。

そんな時は、できるだけ早めに専門医に相談することをオススメします。

その場合、勝手な自己判断によるリスクを避けるためにも、歯科医および胃腸・消化器科など、複数の専門医を受診、相談するようにしましょう。

ちなみに、一般的な市販の口臭チェッカーが口臭の程度をチェックする際の基準にしているのは、通常、口臭の中に混じる「揮発性硫黄化合物」と呼ばれるガスの量である点です。

「揮発性硫黄化合物」とは、主に虫歯や歯周病など口腔内のドラブルが原因で発生する口臭の元となるガスで、胃腸の不具合などによって生じる口臭の元とは別のものになります。

つまり、胃腸の不具合などの内臓疾患から発生する「ドブ臭い口臭」には反応しないことがあるため、口臭チェッカーでは口臭のレベルがゼロもしくは低レベルであるにもかかわらず、それでもなお「ドブ臭い口臭」もしくは別の口臭がする、という方は、何かしらの内臓疾患による口臭を疑ってみるのが得策かもしれません。

最後に

虫歯や歯周病など、口腔内には特別、口臭を発生させるような原因がないにもかかわらず、それでもなお自分の口臭が気になる、という方は、胃腸などの内臓の不具合に原因がある可能性が考えられます。
胃腸の不調が原因で起こる「ドブ臭い口臭」を改善・防止するためには、それまでの生活習慣を見直し、バランスの良い食事を規則正しく摂ることが大切です。

寝不足や暴飲暴食など、胃腸に負担のかかる生活を続ければ、ドブ臭い口臭は改善しないばかりか、むしろ悪化してしまうリスクすらあります。そうなる前に、自ら口臭の予防・改善対策を行いましょう。

また、それでもなお口臭が改善されない場合には、速やかに専門医の受診・相談を行うことをオススメします。そうすることで、自己判断による何らかの病気のサインを見落とすことのないよう、心がけることが重要です。

「臭覚」は人が持つ五感の中で唯一、脳に直接、働きかける感覚だと言われています。つまり、初対面の相手に対して「ドブ臭い口臭」を放ってしまうと、それが直接、あなた自身の印象として植えつけられてしまう危険性があるのです。

また、一度持たれてしまったよくない第一印象を覆すのは、実に至難の技。しっかりと口臭対策を行い、爽やかな息を手に入れることで、第一印象の良い素敵な人として認識してもらえるよう、心がけたいですね。

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