口臭を改善して身体の健康を作る、簡単エクササイズ

口臭を改善・予防するには、日常の生活習慣を見直すことによって充分な量の唾液の分泌を促すことが実に効果的です。

実は唾液の分泌量は口臭を防止・改善するほか、私たちの健康寿命をも左右するほど重要な役割を担っています。言い換えるなら、「唾液の分泌量」が担っ...

ただし、充分な量の唾液の分泌を促すには、日常の生活習慣を見直すという方法のほかに、「口腔内の機能を回復・保持させる」のに効果的な簡単エクササイズを行う、という方法もあります。

そして、これらのエクササイズには、実は「口臭予防」だけでなく、食べ物をよく噛む「咀嚼(そしゃく)」および、食べ物を飲み込む「嚥下(えんげ)」といった動作の効率をよくする、という作用もあるため、身体全体の健康アップも期待できるのです。

また一方で、言葉を発するうえでの「発音機能」を向上させる、という効果もあるため、コミュニケーション能力のアップにもつながります。

人とのコミュニケーションが上手になれば、人間関係が円滑になって日常生活が楽しくなるばかりでなく、仕事の効率や成績アップも見込めるかもしれません。

さらに、これらのエクササイズは脳を適度に刺激することができるため、自然と顔の表情が豊かになると言われています。自分でも気づかないうちに、モテ効果が期待できるかもしれませんね。

【スキマ時間で実践できる、簡単エクササイズで口腔ケア】

唾液の分泌を促したり口腔ケアに取り組むことで、お口の中の健康力をアップしたい。そしてそれを「口臭予防」につなげたい!

そんな、ご自身が持つお口のお悩みを解決したい方にオススメの「お口と身体の健康を作る簡単エクササイズ」には数多くの方法があります。

とはいえ、実はこれらのエクササイズには、わざわざ歯科医院や口臭外来などの専門機関に出向かなくても、ご自宅や職場などで簡単に実践できる方法がたくさんあるのです。

具体的には「首回りの運動」「舌のストレッチ」「口輪筋のエクササイズ」「唾液腺のマッサージ」など、いずれも特別な器具などを必要としないシンプルなものばかり。時間もほんの数分でできて覚えやすいので、ちょっとしたスキマ時間に実践可能なのも大きな魅力のひとつです。

その効果も、唾液の分泌量を促すことによる「口臭予防」はもちろん、口腔内の機能保持・回復をはかることで滑舌をよくし、コニュニケーション能力をアップさせるなど、実に広範囲にわたります。

以下でご紹介する簡単エクササイズのうち、いずれか一つでも日常生活に取り入れて実践していただくことで、皆さまのお口と身体の健康維持&アップに一役買うことができましたら幸いです。

<口腔内の機能を保持・回復するためのエクササイズ>

以下の動作は背筋をきちんと伸ばしつつも、気持ちはゆったりとリラックスしながら行うのがコツです

1 両手を重ねて、腹部の上に置きましょう。

2 鼻から大きく息を吸い込み、口をすぼめながらゆっくりと吐き出します。

次に、深呼吸しながら、ゆっくりと首のエクササイズを行います

1 顔を正面に向けたまま、首を左右に傾けましょう。

2 振り返るようにしながら、顔を左右それぞれに向けましょう。

3 左右それぞれに、大きく首を回して終了です。

<口輪筋(こうりんきん)を鍛えるエクササイズ>

口輪筋と呼ばれる口の周りの筋肉を鍛えると、舌の動きがよくなって、唾液の分泌を促すことができます。また、滑舌が良くなって、コニュニケーション能力がアップする効果も期待できます。

(まずは、口輪筋の衰え具合を簡単にチェック!)
1 500MLのペットボトルを用意しましょう。

2 その中に100MLの水を入れてください。

3 唇だけ(歯は使わない)でくわえて、2のペットボトルを持ち上げてみましょう。

4 そのまま10秒間以上、キープしてください。

10秒間以上キープできなかった場合は、口輪筋が衰えてきている証拠です。ぜひ、口輪筋を鍛えましょう。

※また、このチェック方法を「1セットにつき3回、1日に朝夕の最低2セット」行うことで、口輪筋を鍛えるエクササイズに変えることもできますよ!

以下の動画では、口輪筋を鍛えるエクササイズの一例をご紹介しています。
ぜひ、参考になさってみてくださいね。

<舌のストレッチ エクササイズ>

以下の方法で舌の動きをなめらかにすることにより、唾液の分泌を促進させて「口臭を予防」。また、食べ物の「咀嚼」「嚥下」機能がアップするほか、言葉の発音・キレがよくなります。

接客や営業などのお仕事に就かれている方はもちろん、それ以外の方にとってもコミュニケーション能力のアップに一役買ってくれることと思います。

1 口を大きく開けて、舌を前方に突き出します。

2 そのまま舌を口の中に引っ込めて、上あごにつけるようにします。

3 さらに口を開けたまま、ふたたび舌を突き出し、左右に動かしましょう。

4 最後に、やはり口を開けたまま、舌先で唇全体を舐めるように動かしましょう(右回り、左回りともに行いましょう)。

<唾液腺マッサージ>

「加齢」「ストレス」「ドライマウス」「薬の副作用」など、さまざまな理由で低下してしまう唾液の分泌を、唾液腺に刺激を与えるマッサージによって促す方法です。

耳の前あたりに位置する「耳下腺(じかせん)=腮腺(さいせん)」、顎のエラより少し内側の柔らかい部分に位置する「顎下腺(がっかせん)」、顎の先端の内側のくぼみに位置する「舌下腺(ぜっかせん)」の3ヵ所の唾液腺をそれぞれに刺激して行います。

●以下のマッサージを行う前に、まず両手を擦り合わせて温めましょう!

耳下腺(腮腺)へのマッサージ

親指以外の4本の指を上の奥歯があるあたりの頬の上に置き、後ろから前に向かって押しながら回すようなイメージで10回ほどマッサージしましょう。

顎下腺へのマッサージ

まず、両手の親指を顎下腺の下に当てます。そこをスタート地点として親指で軽く押して刺激しながら、顎下腺から耳の下に向けて少しずつ場所を移動。計5ヵ所ほどを各5回ずつ、指圧するように押しましょう。

舌下腺のマッサージ

両手の親指を揃えて舌下腺の下に当て、上に突き上げるようにゆっくりと10回ほど押しましょう。

以下の動画では「唾液腺マッサージの方法」の一例をご紹介しています。
ぜひ参考になさってくださいね。

※上記のとおり、充分な唾液の分泌や口腔内の機能アップがもたらす効果は実にさまざまです。皆さまもご自身にあった方法を日常生活に取り入れることで「口臭予防」を行うだけでなく、快適で健康な毎日をお過ごしくださいね。

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