口臭改善や予防に効果的な「うがい」の方法

以下のうがいで口臭を改善・消臭・予防するのページでは、

口臭を改善したい、消したい、予防したいと願うなら、まずは「うがいをする」習慣を身につけてみませんか? 「うがい」と聞くと、通常は風邪予...

「ガラガラうがい」と「クチュクチュうがい」の違いや、それらのうがいが口臭改善や予防にもたらす効果。また、「なぜ、うがいは口臭改善や予防に効果的なのか」の理由などについて解説しました。

そこでこのページでは、「ガラガラうがい」や「クチュクチュうがい」の方法で行う、口臭改善や予防に効果的な、以下4種類の「うがい」の方法についてご説明します。

  1. 水うがい
  2. 毒だしうがい
  3. 重曹うがい
  4. オイルプリング

1~4のいずれかの方法をご自身のお好みに応じて選び、日常生活に取り入れて習慣化することにより、ぜひ口臭の改善・消臭・予防に取り組んでみてくださいね。

1.水うがい

水でできる簡単なうがい方法です。水さえあれば、いつでも・どこでも・誰にでも簡単にできます。ただし、①~④のそれぞれのやり方と、各15秒間ずつという時間をきちんと意識しながら行いましょう。

そうすることによって、効果のほどが違ってくるはずです。

【水うがいの方法】

①ひと口分の水を口に含んだら、頰と歯のあいだ、また唇と歯のあいだにその水が行くように意識しながら、15秒間ブクブクと口をゆすいでから吐き出しましょう。

②次に、口蓋(こうがい)と呼ばれる上顎の粘膜に舌を当て、舌苔(ぜったい)と呼ばれる舌の上に付着した白い苔状のヨゴレを落とすようなイメージで、こすり合わせるようにしながら15秒間、前後に動かしましょう。

③その後、ふたたびひと口分の水を口に含み、目線を少し上げるくらいの角度(30度ほど)に顔を上げ、15秒間ガラガラと音を立てながらうがいをして吐き出しましょう。

④仕上げに、またひと口分の水を口に含んだら顔を真上に向け、「ア~オ~ア~オ~」と声を出しながら15秒間うがいをしてから吐き出しましょう。

※①~④の工程を合わせてトータルで1分間。この1セットを一度につき、3セット行いましょう。理想は「起床後」、「毎食後」、「就寝前」のタイミングに毎回3セット(3分間)ずつ行うこと。そうすることで、かなり口臭の改善・消臭・予防効果が期待できますよ。

仕事や生活サイクルの都合上、なかなか時間が時間がない。また、毎回行なうのは無理、という方も、どこかの時間の許すタイミングで1セットだけでも行なうと良いですよ。

外食をした際なども、最後に化粧室によって1セット行なったり、時間がなければ最後に水を口に含んで舌を水に浸すようにしてから飲み込むなど、ちょっとした意識をすることによって、口腔内を清浄に導くように心がけてみてください。きっと効果があるはずです。

2.毒だしうがい

毒だしうがいは、歯学博士の照山裕子先生が考案されたうがいです。また、毒だしうがいの「毒」は、口臭の元や身体の中に入り込んで病気などのトラブルの元となる、口腔内の細菌や食べカスなどを指しているとのこと。

つまり、毒だしうがいとは、それら口腔内の細菌群や食べカスなどをきれいに洗い流すことによって、口腔内を清潔にし、清浄に保つためのうがい方法のことを指すのです。

照山裕子先生自らが、歯科医院で使用する色つきの歯磨き粉を自らの歯や歯のまわりに塗布し、どれくらいの強さで、何回うがいをすればその歯磨き粉をきれいに洗い流すことができるのかを検証。さらに、患者さんにも試してもらうことにより、試行錯誤を重ねて完成させたうがい方がこの毒だしうがいです。

毒だしうがいは、基本は1日3回、朝・昼・晩の各食事の後に行うのが理想的。

また、歯磨き後に口腔内に残った歯磨き粉をきちんと洗い流したり、間食後や糖分の入った飲み物などを飲んだ後に行なうのも効果的です。特に甘い飲み物は、油断をしていると歯と歯のすき間に残って口臭の元となります。中でも缶コーヒーは臭いが強く、要注意の飲み物と言えます。当然、口臭だけでなく虫歯や歯周病の原因にもなるため、飲んだ後は、口腔内からきちんと洗い流すように充分に注意しましょう。

【毒だしうがいの方法】

①まずは上の歯をうがいします。

水を口に含んだら、その水を上の歯に10回、「クチュクチュ」とできるだけ大きな音が立つくらい強くぶつけるように意識しながら口をゆすいで吐き出します。具体的には、水を舌の上に乗せながら、上の歯と上唇とのあいだで、強く早い速度で水を行き来させるようにして口をゆすぐイメージです。鼻の舌が水の勢いで膨らむくらい、強く水をぶつけましょう。
この時、顔を少しうつ向き加減に傾けて口をゆすぐのがコツになります。またこの際、舌は下の歯に当たる位置にくることになります。

②次に、下の歯をうがいします。

口に含んだ水を、下の歯と下唇のあいだで強く早い速度で水を行き来させるようなイメージで、同じく10回、下の歯に強く水をぶつけながら口をゆすぎます。上の歯の時と同じ要領で、できるだけ早く、しっかりと音を出しながらゆすぎましょう。またこの際、舌の位置は下の歯にぶつける水の行き来を邪魔しないよう、上顎の方に持ち上げるようなかたちになります。

③この後、右の上下の歯をうがいします。

水を口に含んだら、やはり10回、上下のそれぞれの奥歯の中心に水が早く強く当たるように意識しながら口をゆすぎましょう。この時、水の勢いで右頬が膨らむくらい、上下の奥歯をめがけて強く水をぶつけましょう。この際、舌は右上下の歯のうがいの邪魔にならないよう、左側に避けるイメージになります。

④最後に、左の上下の歯をうがいします。

要領は③の右の上下の歯と同じです。左の頬が水の勢いで膨らむくらい、同じく10回、左の上下の歯に強く水をぶつけましょう。この際、舌は左上下の歯のうがいの邪魔にならないよう、右側に避けるイメージになります。

※①上の歯→②下の歯→③右の上下の歯→④左の上下の歯の順番で、「クチュクチュ」という音が立つくらいに強く、それぞれ10回ずつ口をすすぐのが何よりのポイントです。

【動画で見る毒だしうがいの方法】

この毒だしうがいは、歯周病や「口臭」を予防することはもちろん、糖尿病・動脈硬化・花粉症・認知症などといった生活習慣病の予防にも効果が期待されています。

また、毒だしうがいは顔の筋肉をふんだんに使って行ううがい方法であるため、小顔効果やほうれい線の解消への効果も見込めます。さらに豊かな表情を作りやすくなるなど、お金もかからずきれいになれて、特に女性にとっては本当に嬉しいことずくめのうがい方法ではないでしょうか?

3.重曹うがい

重曹うがいは、重曹を溶かした水で行ううがいのことです。

そもそも重曹は消臭剤としても活用されるほど、ニオイ消しとしての効果が高い物質です。例えば、下駄箱に重曹粉末を入れておくと靴についた嫌なニオイを消臭したり、洗濯洗剤に混ぜることで、衣類の脱臭に一役買ったりするのは、この消臭効果のおかげなのです。

ですから、口腔内においても、うがいをするときの水に重曹を溶かすことにより、これと同じ効果が期待できるのです。

口腔内に発生して、口臭の元となるガス「揮発性硫黄化合物(きはつせいいおうかごうぶつ)」は酸性のため、アルカリ性である重曹を溶かした水でうがいをすることにより口腔内を中和。口臭を抑える効果を発揮するのが、この重曹うがいなのです。

【重曹うがいの方法】

①食用の重曹(薬局やスーパー、ネットなどで簡単に購入できます)と500mlのペットボトルを用意します。

②①の500mlのペットボトルに水(ミネラルウォーター、水道水いずれも可)を入れ、そこに3g(小さじ1杯分)の重曹を入れます。

③ペットボトルをシャカシャカと音がするくらい何度も振り混ぜ、水と重曹をしっかりと混ぜ合わせます。

④出来上がった重曹水を用いて、上下左右の歯ならびに舌の上に行き渡るように口腔内はクチュクチュうがい。また、咽頭部あたりの細菌に対しては(アー、エーなどと声を出すようにしながら)ガラガラうがいをそれぞれ念入りに行いましょう。

※重曹うがいは口腔内を中和することによって口臭を改善・予防するうがい法であるため、起床時や食間など、特に口臭が発生しやすい時間帯に行うのがオススメです。

また、うがいをした後の重曹水は、飲み込まずにしっかりと吐き出しましょう。食用の重曹を用いてうがいを行う以上、仮に誤って飲み込んでしまうことがあったとしても、特に身体に害を及ぼすことはありません。

ただし、重曹は「炭酸ナトリウム」と呼ばれる塩分であるため、過剰摂取を行うことは決してオススメできません。中でも高血圧の方など、塩分の取りすぎに注意すべき方は、うがいをした後の重曹水は必ず吐き出すようにしてください。

さらに、より高い口臭予防効果を求めるあまり、高濃度の重曹水を用いてうがいを行ってしまうと、誤嚥した時の身体に及ぼすリスクも高くなってしまいます。

上記の分量の配合を守って、1日数回、適宜行うように心がけましょう。

4.オイルプリング

オイルプリングとは、お好みの植物性オイルを使って行ううがいのことです。古代インド発祥で、ギリシャ・アラビア発祥のユナニ医学および中国医学と並ぶ世界三大伝統医学のひとつと言われているアーユルヴェーダで実施されている方法です。

実は、オイルプリングの「プリング」には、「引き出す」もしくは「引き離す」などの意味があります。つまりオイルプリングは、たとえ丁寧に歯を磨いていたとしても、歯ブラシではなかなか届かない歯の裏側や歯と歯のあいだの隙間に生息する雑菌、舌苔と呼ばれる舌の上にある白い苔状のヨゴレ、もしくは咽頭部に張り付いている細菌などをオイルの力で吸着。それらを吐き出すことによって口臭予防はもちろん、口腔内に隠れた毒素が身体の中に入り込むことを阻止し、健康づくりの一翼を担ううがいであると言えるのです。

【オイルプリングの方法】

①まずは、オイルプリングに必要な植物オイルを用意します。食用の天然植物オイルであれば、オリーブオイル・ココナッツオイル・グレープシードオイル・ひまわり油・アマニ油・白ごま油など何でも構いません。ご自身のお好みに応じて、チョイスしてください。

それぞれのオイルには、それぞれに違った個性があります。例えば同じオリーブオイルでも、味や舌触り、風味などが全く異なりますので、オイルプリングに慣れてきたら、その日の気分でオイルを使い分けてみるのもいいかもしれませんね。日常のルーティンワークとしてだけでなく、リラックス効果のあるより質の高いオーラルケアを体感できて楽しいですよ。

②オイルでのうがい前の準備として、唾液の分泌を促すために、ひと口お水を飲んでお口の中を潤しましょう。

③次に、大さじ約1杯分のお好みのオイルを口に含みます。

④③のオイルをお口の中全体に行きわたらせた後、マウスウォッシュでお口をゆすぐ要領で約15~20分のあいだ、ゆっくりとクチュクチュうがいをしてください。この時、歯と歯のあいだや舌の上にしっかりとオイルが行きわたるように意識しながら、丁寧にクチュクチュするようにしましょう。

⑤お口の中からオイルをしっかりと吐き出しましょう。このオイルは雑菌でいっぱいです。誤って飲み込まないように注意しましょう。

⑥オイルプリングは⑤で終了となりますが、この後、お口をスッキリさせるために、塩水で軽くお口をすすぐのがオススメです。

※オイルプリングは1日1~3回、起床時や空腹時などに行うのが理想です。一回につき15~20分と聞くと、特に出勤前の準備や家事などで忙しい朝のタイミングなど、なかなかそれだけの時間を割くのは大変!と思う方も多いかもしれません。ただし、このオイルプリングはオイルを口に含んでさえしまえば、両手は自由です。お口をクチュクチュしながら雑務をこなせば、意外と簡単に実践できますよ。

「あらゆる疾患は口の中から始まる」という言葉を聞いたことはありませんか?
つまり、それだけいろいろな病気の元となる細菌やウィールスなどが、お口の中にはひしめいているということなのです。

実際、私たちの口腔内には通常でも500種類を超える雑菌が生息していると言われています。また、口腔内のケアを怠った場合には、これが驚くべきことに1兆個にまで増殖することがあり、さまざまな疾患の原因になる可能性があるのです。
例えば近年では、高齢者が罹患する肺炎、脳梗塞、心臓病、認知症などの疾病と歯周病菌との関係への研究が進んできています。

またこれとは逆に、口腔内を清潔に保つことにより、糖尿病・胃潰瘍・アレルギー・ニキビなどの吹き出物をはじめ、数多くの疾患の予防改善できるとのこと。これは、病気の元となる口腔内の細菌類を、いかに身体の中に取り込まないようにするかが、健康を保つ上での秘訣であることを物語っているとも言えます。

日々のオーラルケアを行う際、市販のマウスウォッシュの刺激が苦手な方などは、低刺激の食用オイルを用いて行えるこのオイルプリングを試してみてはいかがでしょうか?

【オイルプリングのその他の効能】

ここ数年来、口臭予防だけでなく、その美容効果にも注目が集るオイルプリングは、美意識や健康意識の高い人気タレントやモデルの方々の間でも話題の的です。

以下は、オイルプリングによって期待できるとされる、さまざまな効果です。

  • 口臭が改善・予防できる
  • くすみのない、白くツヤのある歯になれる
  • ピンク色で健康的な歯茎になれる
  • 小顔になれると同時に法令線が消え、肌色が良くなる

これらの効果は、オイルによって吸着された口腔内の雑菌が身体の外に排出されることにより口臭が改善、消臭できたりすると同時に、白く美しい歯や健康的なピンク色の歯茎が手に入りやすくなると考えられます。この効果によって、普段は歯科医院で行っている歯のホワイトニングの回数を減らすこともできるかもしれませんね?

また、オイルプリングは長時間にわたってしっかりと口を動かしながら行ううがいであるため、表情筋が鍛えられると同時に頬から下の部分の血行が良くなります。このため、小顔効果があったり、健康的な肌色を手に入れることができるのです。

また、もちろん効果のほどには個人差もあるかと思いますが、オイルによって雑菌を除去するという意味においては、風邪のひき始めの咽頭痛や人によっては花粉症にも効果が見込めるのもまた事実です。

そもそも口臭がなくなれば、自分の笑顔にも自信が持てて、より楽しい日々が過ごせることと思います。日常のオーラルケアのひとつとして、皆さんもぜひ取り入れてみませんか?

最後に

うがいをするのに良い時間帯は、起床後や食後、食間など、それぞれのうがいに応じたオススメのタイミングがあるようです。だたし、これはあくまで理想的な目安。

忙しかったりして、なかなかうがいをするタイミングを見つけられない場合は、タイミングを失ってしまったから「うがいをしない」というよりは、たとえ1日に1回でもうがいをする方が、口腔内の清潔は少なからず向上できます。

また、普段はあまり意識していないかもしれませんが、夕方ごろの時間帯は仕事や家事などの疲れが出て免疫力が低下するタイミングです。このタイミングでは唾液の分泌量も自然と低下するため、口腔内が乾燥して雑菌の数が増殖し、口臭も発生しやすくなるのです。

ですから、「なんだか口の中が乾いてきたような気がする」と感じたら、その時がまさに、うがいにうってつけの時間。時間をきっちりと決めるのではなく、そんなふうに自分の身体の声にに応えてうがいをするのもひとつの方法です。

また、食後のうがいについての考え方ですが、実際のところ、食後は唾液の分泌量が増加します。ですから、口臭は発生しにくい口腔環境と言えますが、雑菌の増殖を防ぐために、口の中に食べカスが残らないよう、軽く口をすすいだり、お口の中の食べカスなどを洗い流すように意識して、お水を飲むと良いでしょう。

ちょっとした気遣いやうがいが、口腔内の雑菌の増殖を防ぐと同時に口臭の改善・防止・予防につながります。ぜひ皆さんも肩肘張らずに、「できるときに、自分にあったうがいする」ことから始めて、口臭の改善・防止・予防につなげてみてくださいね。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする